フォーエバーブルー レビュー

フォーエバーブルー

 フォーエバーブルー
 メーカー:任天堂
 発売日:2007-08-02
 レビュー評価の平均:(4.0)

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レビュー評価:(5)
Wii発売前からアナウンスされていた海中探索ソフトがこの夏発売される。
プレイヤーは南太平洋に浮かぶとある架空の島を拠点に、様々な海域を探索し、海の世界を楽しめる。

本作はPS2で展開されていた「エバーブルー」シリーズの流れを汲むダイビングアドベンチャーゲームだ。
開発もPS2版と同じくアリカが担当している。

操作に用いるのはWiiリモコンのみで、片手操作が可能だ。ポインティングで移動方向をリアルタイムに調節しながら
リモコン背面のBボタンをホールドすることで、縦横無尽に泳ぐことができる。マイナスボタンを押せば、
特定の海洋生物を追い続ける自動遊泳も可能だ(クジラのような大きな生物の身体に掴まって泳ぐこともできる)。
この寝転がりながらでもフリーに動かせる片手操作は、任天堂が強くプッシュする本作の環境ソフトとしての面からみても、
何の気兼ねもなく、マウスやTVのリモコンのように楽に触れることが出来るという点で理にかなっており、快適である。

環境ソフトと書いたが、本作はまさにインタラクティブな環境ソフトなのである。海洋生物の写真撮影やダイビングのガイドなどの
様々な依頼をこなすことでアイテムを収集したり、お宝を求めて沈没船や海底遺跡などを探検したり、
海洋生物を観察し図鑑に収めたり、パートナーのイルカやシャチとコミュニケーションを図り芸を仕込むなど、ゲームらしい要素も多分に入っているが、
それらは必ずしも強制されるものではなく、基本的に遊び手に遊び方を一任している点は「どうぶつの森」のアプローチに近い。
幻想的なグラフィックや音楽、そして呼吸音や海洋生物の放つクリック音、鳴き声などの秀逸なサウンドエフェクトによって、
海中の雰囲気は高レベルでWiiに再現されている。

サンゴが繁栄する海を優雅に泳ぐカラフルで多種多様な魚から、
ジンベエザメ、ホホジロザメ、オニイトマキエイ(マンタ)、ハンドウイルカ、シャチ、ザトウクジラ、セミクジラといった巨大な海洋生物までもが
その体躯をあらわにする。ゲーム内の時間(自由に進められる)によって、海域に現れる生物のバリエーションも変化してくる。

それらの海洋生物はポインティングしながらAボタンで観察することができる。生物の挙動やディテールは精彩を放っており、見ているだけでも飽きない。
クジラなどは非常にゆるやかに海中を漂っており、圧巻である。
観察した生物は図鑑に登録され、あとで詳細を見たり、巨大な水槽に好きな生物を入れて「水族館」として鑑賞することも可能だ。
生物にはエサをあげたり、Wiiリモコンで文字通り触れることもできる。なでたりつついたりしてイルカや魚との触れ合いを始めたら
依頼などすっぽかして遊んでしまいそうだ。

mp3ファイルを収めたSDメモリーカードをWiiにセットしておくことで好きな楽曲を流しながらダイビングすることも可能なので、
手持ちの楽曲から海中になじみそうなものを選定しておくのもいいだろう。

なお本作は「ニンテンドーWi-Fiコネクション」に対応しており、ネットを介して友達とダイビングを楽しめる(2人まで)。
本作ではポインティングで水中に自由に絵や字を描くことのできる「ペン」が使用可能なので、Wi-Fi時の簡易なコミュニケーションにも活用できる。

夏の真っ只中に発売されることに意義を感じ取れる、非常に涼しげで緩やかな時間が流れるソフトに仕上がっている。
スクリーンセーバに魚を泳がせているような方はもちろん、夏休みの子供もきっと海の世界に夢中になれるだろう。
片手に麦茶でも啜りながらプレイしたいところだ。

レビュー評価:(5)
何時間もただぼーっと泳いでいるだけでも飽きないゲーム。
RPGゲームとかで、ひたすらクリアに向けて進むのが好きな人には合わないと思う。
本筋とは関係ないのに、なぜか飛行船や鳥に乗って延々飛びまわるのが好きな人、Wiiゼルダのように水中に潜れると、なぜか隅々まで泳ぎ回ってしまうような人には、オススメ。

WiiはPS3やXBOXに比べればグラフィック性能が悪いと言われているけど、そんな不満を感じさせない。
単に泳ぐだけといっても、海には昼夜があり、四季もある。
光あふれる浅瀬のサンゴ礁もあれば、ライトの光の範囲以外何も見えない深海もあり、鍾乳洞に幽霊海賊船、古代遺跡等々、多様な趣を見せる景色に、魅せられる。

色鮮やかな熱帯魚の群れに癒されてみたり、ペンギンやアシカの群れに遊ばれてみたり、深海でラブカの群れにびっくりしてみたり。生物の種類も豊富で、全て見つけるのはかなり骨が折れそう。

自分の後を付いてくる小魚達と戯れるのも良し、突如目の前に現れた大型魚に掴まって、魚の気の向くままに漂うのも良し、宝を探して謎を解明するのも良し、気にいったアングルの写真を撮るために張り込むのも良し、イルカやシャチのトレーニングに精を出すのも良し。甲板に遊びに来るアザラシをナデナデしてるだけでもいい。
まったりとはしているが、やることがないかといえば、決してそういうこともない。自由度のかなり高いゲームと言える。

ゲーム内に入っているBGMもヘイリーの曲の数々をはじめ良いものが多いが、SDカードからMP3の曲を取り込めるのもいい。ただし選択した1曲のリピートになり、ランダム再生等はできないのは残念。また現時点では水族館でシノノメサカタザメにバグがある。知っていれば100%回避でき、水族館は大筋とは関係ない場所でもあるが、やはりバグは残念。
しかしそういう点を差し引いても良いゲームなので、癒されたい人は是非購入してみてほしい。

レビュー評価:(5)
発売日に発覚した不具合を除けば、今夏最涼の優良作だと思います。

【良かった点】
ただ泳いで魚と戯れるだけかと思いきや、軸となるストーリーがしっかりと存在していた事。
全体的に決して「膨大」とは言えないながらも、ゲーム進行のチュートリアル的役割を果たしている他、新しいスポットへと導いてくれるちょっとしたナビゲート的な役割も果たしています。
そして音楽はSDカードにMP3の音楽データを入れ、Wii本体に差し込めば自分の好きな音楽をBGMとして設定して海の中を泳ぐ事が可能…なわけですが、その機能もさる事ながら元々ゲームに収録されている音楽が素晴らしい!
超大型の生物と遭遇した時に流れるヘイリー・ウェステンラの歌声は時に優しく、そして時に激しく、プレイヤーの心を刺激してくれます。
過去にも同系統の作品が幾つか発売されていますが、癒し系の海洋シュミレーターとしては今作が一番「個人向け」にも、そして「家族向け」としても間口が広いのではないか………そう思える優良作でした。

【悪かった点】
まずは不具合。
この不具合に関しましては直接任天堂の公式ホームページでご確認下さいませ。
無償で改良版と交換してもらえますが店頭での交換は一切行っておりませんので、ホームページで不具合の事情を確認後、電話、又はホームページで改良版との交換手続きをする事をオススメ致します。
ゲーム内容の悪かった点は、MP3の機能をもう少し細かく、そしてきちんと設定出来るようにしてもらいたかった。
ストーリーをもう少し膨らませてほしかった。
装備出来るアイテム数や顔のエディット機能などをもう少し充実させてもらいたかった…と、全体的に良いところの方が多い作品なので、目立つのはごくごく細かい「個人的要望」でした。

今作、そして次回作にも期待を持てる作品なので、私はオススメです!

レビュー評価:(5)
3D海中系?ソフトはPSのアクアノートとDCのエコーのみ経験してますが、このテのソフトは環境表現のCGの質が命ですね。
DCのエコー(VGA接続)の方が綺麗に思えましたが、こっちはゲーム的要素がさほどない分、海中の美麗なCGに見とれることができます。
自分が操作しなくても、他人の海中散策を見てるだけでも見とれます。
夏休みのこどもに操作させて、海中図鑑で生物名を雑学として習得させるのも宜しいかと。
ゲーム要素を全廃して、ダラダラと飽きるまで遊泳できるモードが欲しいです。
また、バグも確かに確認できましたが、それを差し引いても魅力あるソフトでした。


レビュー評価:(5)
ここのレビューを読んで、即購入してしまいました^^;
一言で言うと、海を「擬似体験」出来るゲームです。
海の雰囲気良く出てますよ?かなり浸れます♪
ちなみに私の潜水経験は素潜り程度(深さ3.5m位かな?)

とことんリアルというわけではなく、あくまでライトに楽しめる感じ
エアー残量の心配はもちろん、鮫が襲ってくるわけでもなく(そこかしこ泳いでますがw)
ただ純粋に浅瀬の光の差し込む透明な海を楽しんだり、
海底洞窟や遺跡、沈没船を探索したり(かなりユーザーのツボおさえてるかと)
とそんな感じの内容(ミッション等の感想は割愛。長くなりそうなので^^;)

そうそうこのゲーム、かなり色んなドキドキが味わえます・・・
海の溝みたいな所があるのですが、そこに向かう時の不安な感じといったら!
青から藍に、藍から漆黒に変わる海は、ゲームということも忘れて
息苦しくなるくらいドキドキしました・・・
(また良いタイミングで鮫とかぬっと出てくるんですよね・・・^^;)

そういう不安なドキドキの他にも、ナイトダイビングで
ライトに照らし出された海中に見とれてドキドキしたり
とにかく、目一杯満喫してます♪

でも好き嫌いはハッキリ分かれそうなこのゲーム
勉強や仕事に疲れて帰って、ちょっと潜るか?みたいな感覚でプレイすると良いかも♪

不満点というか要望みたいなものとしては、
WIIの直感的な操作感が活かされてないかな?ということ
(マウスの延長上みたいな操作で、懐中電灯を照らしてるような感覚なんですよね?)
でもかなりオススメなこの作品、ぜひ今の季節に!って感じでしょうか^?^

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